光害

街灯がマンションの壁を照らしています。灯具は最近よく目にする半間接形のタイプ。上部の反射板に光を当てて間接的に照らすものです。しかし、上部の反射板だけに光が当たっていればいいのですが反射板以外にも光が出ているためこのような現象になってしまっています。これはアッパーの配光がきちっと制御されていない事によっておこるものです。器具を選ぶ際、写真や図面を見てもそれはわかるものではありません。配光曲線を見て初めてそれはわかるのです。配光曲線には下方と上方に光が出ているはずです。出ていなければ偽造です。昔に比べカタログに配光曲線を載せない傾向にあります。メーカーは照度を見る照度図は載せても配光曲線は、載せても意味がないと思っているのでしょうか?しかし、機能重視の器具にとって配光曲線は命といっても過言ではありません。まったく見た目もサイズもランプも同じ器具であっても配光がまったく違うことがよくあります。こちらが指示した器具も見た目が同じで安いというだけでで器具が変えられ、思っていた光が出なかった事があります。そういう意味からも是非、照明メーカーにはカタログに配光曲線を載せていただきたい、そして、できればCAD姿図に配光曲線も入っているものを出してほしいのです。そうすれば光の違いもわかり、間違った光が無くなるとおもうのです。