2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

特注照明

今、計画している美術館では、ほとんど特注、もしくは既製品の改造になっている。特に美術館の場合は意匠的な器具は一切ないのであるが、ほしい光が既製品にはないのである。展示用スポットも既製品を改造しているし、トップライトに仕込むスポットライトや…

直天井

最近、住宅でも多くなってきている直天井。スラブが直接天井になるので、天井が高くとれたり、コスト面でも安くなりメリットが多いと思っている人も多いのではないだろうか?でも照明計画する上ではデメリットも多いので安易に考えると後でとり返しがつかな…

ダヴィンチ コード

小説ダヴィンチ コードが映画化され、にわかにルーブル美術館が注目されている。ルーブルといえば、I.M.ペイが設計したガラスのピラミッドが有名である(当り前であるがペイはガラスのピラミッドだけつくったのではない。)夜になるとガラスの中のフレームが照…

照明なんてないほうがいい

最近、する仕事というか空間は、非常に難しいものが多くなってきている。建築的、デザイン的にすばらしいものが多く、照明を配置する事でその空間が崩れてしまうような気がするのである。例えば、ミースが設計したファンズワース邸には照明がついていない、…

カラーキネティクス展

今日、明日と大阪心斎橋のyamagiwa2Fでカラーキネティクス展が行われている。フルカラーLEDも今やカラキネ以外でも同様なものが沢山出ている。ハード的に差をつけようとしてもLEDではほとんど差がないといっても過言ではない時代である。私自身がカラキネを…

マイアーキテクト

先週の金曜日、坂本昭さんの設計工房CASAで建築家ルイス カーンの足跡を息子が訪ねる「マイアーキテクト」というドキュメンタリー映画を見させていただいた。日本では今のところ東京でのみ単館で上映されていたものである。その輸入版のDVDを見ることができた…

光ファイバーモデル

光ファイバーを使ってサイン照明のモデルを作ってみた。実際に作るものも光ファイバーを使用して間接的に文字を浮き上げるつもりである。光ファイバーを使用するメリットは、ファイバー自身は通電していない事である。今回のこのサインは、水が流れる壁面に…

いさぎよいデザイン

私が照明デザイン計画する上でいつも気をつけているのが、その空間に対してどうデザインすれば潔い(いさぎよい)デザインになるかである。私の照明デザインポリシーは、照明器具を目立たせない、グレアを感じさせない、照度(床面)を重視しないである。しか…

ライトダウン

昨日、商業ビルのリノベーションでスポットライトを使った実験をしてきました。3Fの屋上からB1の中庭に降りる階段を照らす実験です。スポットライトや投光器を使って屋上から地面を照らす方法は昔からありますが今回のスポットは、あえてナローの配光を使…