照明なんてないほうがいい

最近、する仕事というか空間は、非常に難しいものが多くなってきている。建築的、デザイン的にすばらしいものが多く、照明を配置する事でその空間が崩れてしまうような気がするのである。例えば、ミースが設計したファンズワース邸には照明がついていない、仮に照明が天井についていたらどうだろう?なんかおかしい気がする。ファンズワース邸ではキャンドルやスタンドで生活していたようである。それでも十分なように思うのである。反対に照明がない分、小さいキャンドルの光でも明るく感じるのかもしれない。照明デザインこそミースが言った「Less is more.」なのかもしれない。