直天井

最近、住宅でも多くなってきている直天井。スラブが直接天井になるので、天井が高くとれたり、コスト面でも安くなりメリットが多いと思っている人も多いのではないだろうか?でも照明計画する上ではデメリットも多いので安易に考えると後でとり返しがつかないのが直天井でもある。まず、電気の配管をどうするか?露出配管にするのか、打ち込みにするのか、打ちこむ場合は配管ルートを考えないといけないし、照明器具の位置もある程度想定していないといけない。また器具も直付用であっても露出配管には対応していないものもあるので気をつける必要がある。直付照明は、器具が目立ちやすく、せっかくの大空間(広くフラットな天井)を台無しにする場合もある。そう言う時は、あえて天井に照明器具をつけず、アッパースタンドやフロアースタンドだけで空間を見せるほうが空間も生かせ、照明効果も得ることができるのではないだろうか?直天井だからこそ、照明をつけないってのも有りだと思うのである。