もったいない

駅前に新しいマンションができた。外観も最近はやりのデザイナーズマンションである。エントランス前のステンレスの長い庇がファサードの特徴にもなっている。昼間に見ればなんの問題もないマンションなんである。でも夜間にそのステンレスの庇に仕込まれた間接照明が点灯するともったいないなあと思ってしまうのである。せっかく綺麗にカッコよくできたのにこの間接照明で台無しである。何が台無しかと言うとステンレスの庇に光源が映り込んでしまっているのである。ステンレス素材やアルミ素材で間接照明を行う時は気をつけないと光源がまる映りになる、それはヘアラインやバイブレーション仕上げにしてもおこる場合があるので本当に注意が必要である。できれば竣工前に実験して映り込みチェックをする方が懸命である。建築において照明は最後の化粧みたいなもので、せっかく綺麗にできても口紅がはみ出していては、絶対にもてないのである。

  • 昼間の外観は、問題なさそう・・・
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  • でも夜になると・・・


ステンレスの庇が生地でなく塗装であれば映り込みは無かったかも、、でも、設計した人は、
ステンレスの質感がほしかったのかなあ、、、、