そごう

先日、阿倍野にある旧村野・森建築事務所で打ち合わせがありました。設計事
務所だった建物は現在一般の方が住居として使用されています、でもほとんど
が当時のままです。そして茶室があるところが村野さんらしいなあと感じてし
まいました。設計室だったところには資料を置く作りつけの棚があったりしま
す。照明も一見すると普通のFL照明なんですが、トリムが面一で納まるように
ボードを2重張りにしています。この辺の細かな処理はできそうでなかなかで
きないものです、それが35年以上前の建物でされているところが村野さんの
すごいところなんだなあと思ってしまいました。で打ち合わせが終わった帰り
に新生そごうが見たくなり心斎橋で下車して初めて見にいってきました。旧村
野事務所に行った後だったので感慨深いものがあります。御堂筋側からのライ
トアップをみると建物全体が光輝いています。旧そごうのシンプルでモダンな
ファサードからデコラティブモダン?という感じに変わっています。よーーく
見ると壁面にチョウチョらしきものが沢山ついています。建築全体がお花畑と
いうことなんでしょうか?この建築が新生そごうのシンボルとなるかどうか?
は30年後にわかるはずです。