快晴

家を出る時、雲一つなく快晴だったのに今、打ち合わせに行くために外に出たところちょっと曇ってきたみたいです。ところで、空は、なぜ青いのでしょうか?太陽の光は、虹からもわかるようにいろんな色の光が混ざり合って地上に届いています。その中で青い光の波長は、とても短い為、塵やほこり、空気などの影響を受けやすく、地上に届く前に拡散してしまいます。地上から見て青く見えるのは、拡散された青い光なのです。ただし、青い光は拡散しつつ地上にも沢山届いています。でもその青い光がまったく届かなくなる時があります。それが夕焼けなのです。夕方になると地上付近に太陽があるため、空気の層が厚くなり、青い光が地上まで届かなくなるのです。そう考えると、もし、太陽と地球との距離や空気の層がもっと厚かったら一日中、真っ赤な光だったかもしれないのです。真っ赤な光だけだと人類は誕生してなかったかもしれません。仮に人類が誕生していたとしても赤色だけの世界では文明や文化は発達しなかったでしょう。太陽と地球、空気が絶妙なバランスに保っているからこそ今の社会があるのです。照明デザインの仕事は、ちょっと間違えるとそのバランスを崩しかねないものです。だからこそ私たちは照明の制御を行い無駄の無い夜の文化を創りあげなければならないのです。