某家電量販店にて

昨日、梅田にある家電量販店での店員と客の会話。客「白熱電球を電球形蛍光灯に変えたいんですが?」 店員「それならこちらになります。最近のは小さくなったので大概の器具には使用出来ると思いますよ、消費電力も1/4になりますし、寿命も3倍になりますよ」ここまでは、問題無いのであるが次の会話が問題である。客「やっぱり白い光のほうが明るいですよね」店員「そうですね、白いほうが明るく感じると思いますよ」はっきり言ってガ―――ンって感じである。いまだに白い光が明るいと思っている人がお客さんだけでなく店員にもいるとは、、、。とほほである。また、お客さんも20代半ばぐらいだったのでよけいにショックである。今の若い世代はインテリアに興味をもっている人が非常に多いのにどういうことだろう?私たち照明デザイナーがいくら電球色のほうが温かみがあって、尚かつ明るさ感としては、白色より電球色のほうが明るく感じると力説してもそれは照明に興味を持っている人だけが知ろうとしているだけで照明に興味を持っていない人にとっては、どうでもいいことなんである。でもそんな人たちでも照明を買うのである。こういう人たちに電球色を使ってもらうには家電量販店の協力が不可欠であるし、それに照明メーカーの協力も必要である。ホームセンターや量販店でついている照明には、なぜか白色が標準でついている器具が多すぎるのである。基本的に標準は電球色にしてもらいたいのである。光色に興味の無い人が買う照明すべてが電球色であれば、一般に電球色が広がるような気がするのである。夜景を創る上で光の色は洋服のようなものであるこのままでは日本はいつまでたってもツギハギだらけの服を着ているような気がするのである。