オープンキッチン

最近のカフェレストランに多いのがオープンキッチンスタイルである。料理を作っているところや食材が直接見えたりして食欲をそそる雰囲気を創りあげることができるのである。私がたまに行くイタリアンレストランもそのオープンキッチンスタイルをとっているのであるが、いつも気になるのがそのオープンキッチンエリアの光である。ホール側とキッチン側で照明を変えてしまっているのである。ホール側の白熱球を使った暖かい落ち着いた雰囲気に比べキッチン側は白色の蛍光灯の器具がむき出しでついているのである。せっかくの良い雰囲気もキッチンまわりだけはオフィスの光のようである。オープンキッチンは作業するところなので蛍光灯を使用しているのかもしれないがせめて電球色の蛍光灯に変えてもらいたいものである。だいたい作っているところの光と食べるところの光の色が違うのはおかしい話である。ソースの色や肉の色がホールとキッチンで違う色に見えているのである。パリの星つきのレストランでもオープンキッチンでないところは白色の蛍光灯を使用しているお店がある。しかし、お客さんに出す前に料理をチェックするテーブルにはホールと同じ白熱球の照明が点いているのである。食は味だけでなく見た目にも楽しむものであるだからこそ照明に気を使ってほしいのである。