インテリアコーディネーター

昨日、照明学会が主催した照明セミナーに行ってきた。内容は北欧の照明についてのお話であった。セミナーの最後にパネラ―の方への質問でインテリアコーディネーターの方が施主に白熱や電球色を薦めているのに断固として白色の蛍光灯をしかダメだと言われて困っているというような質問があった。私みたいに照明専門で計画していてもたまにこの色温度(光の色味)で意見が合わない場合がある。私の場合、官庁物件であろうが民間のオフィス物件であろうが最初の提案では執務室以外は基本的に電球色で提案している。オフィスの場合、仕事する行為とそれ以外では精神的に違うはずある、あえて執務室とそれ以外を違う色温度にすることで精神的な気分の切り替えを行う事ができるし、執務室の緊張をパブリックの暖かい光によって緩和する事でさらに仕事の効率や集中力が増すと思うのである。と力説してもなかなかうまく行かない場合もある。そういう時は、白色と電球色の中間の温白色を提案すると案外うまくいく、日本人の場合、白色からいきなり電球色だと拒絶反応が出てしまうのである。そのてん温白色の方が抵抗無く受け入れやすいように思う。ある低度温白色に慣れてしまうと今度は電球色にも違和感無く受けいれてもらえると思うのである。しかし、一つ問題がある温白色の蛍光灯の種類が少なすぎるのである。ランプメーカーは電球色と白色にこだわっているみたいであるが意外と温白色が日本人には受け入れやすい事をわかってほしいのである。

白色蛍光灯と電球色蛍光灯の違い
私は、ずーーっと電球色の蛍光灯で仕事をしているのですがもう白色にはもどれません。
施主に取り合えず3ヶ月でもいいので電球色にしてくださいと頼むと多分、ほとんどの人が白色にはもどらないと思うのですが・・・。