レクサス苦戦

トヨタが打ち出した世界的戦略ブランド・レクサスが日本では苦戦しているようである。アメリカで評価された日本的おもてなしサービスが日本では通じないのだろうか?自宅の近所にオープンしたばかりのレクサスがある。いつも仕事帰りに通るので閉まっているのであるが常夜灯的に一部のサインや外部照明が点いている。それを見るとなんとなくレクサスブランドが失敗している原因が分かるような感じがする。建築やインテリアは多分、良いものを使っているだろう。照明もお金をかけていると思う。でもインテリアの照明は電球色や白熱球で計画されているのに対し屋外の照明やサインは白色の蛍光灯で照らされている。確かにデザイン的に白く縁取られたデザインは、一見するとスマートでクールな感じがする。しかし、蛍光灯の白色光はオフィスの色であり、ファーストフード的色なのである。高級フランス料理店や欧米の高級ホテルで白色の蛍光灯を使うことはまず考えられない。日本でもホテルフォーシーズンやマンダリンオリエンタルの入り口に白色の蛍光灯のサインは絶対に使っていないはずである。世界的高級車であるのであれば、すべてにおいて極めてほしいのである。今のままでは、レクサスは高級車ではなく高級車的に作られた車になってしまっている。