華麗なる一族

ドラマ華麗なる一族が高視聴率らしいのだが、冒頭に出てくる志摩観光ホテルは、外観は本物を使用していたようだが屋内の映像は違うように思えた。志摩観光ホテルといえば日本建築の巨匠、村野藤吾氏が設計したということでも有名であるが、一般の人はフレンチ料理がおいしいことの方が有名かもしれない。
当時のカリスマシェフはもういないがその伝統のアワビや伊勢海老を使った料理は今でも食べる事ができる。5年ほど前に一度泊まったことがあるが確かに料理もおいしいしロケーションもすばらしいでも何かもの足りない気がするのである。建築や料理が有名になりすぎた事がホテルとしての何かを忘れてしまっている気がするのである。なにか中途半端な感じがしてしかたないのである。いっそ過去の栄光に頼らず新しいことにチャレンジしていくか、逆に本当に当時を再現してブランド性を高めるか、、、どちらにしろこのままいけば外資系になりそうな気がしてならないのである。バッファローズやOSK、菖蒲池遊園地など歴史あるものをつぎつぎに手放した近鉄グループである志摩観光ホテルもいつかそうならないことを願うばかりである。