展示室と会議室

日展示会をされる方から照明の方法について相談をうけた。どんな展示室なのか図面を見せていただくとどうみてもただの会議室のようにしか見えないのである。アクリルの角型FLベースライトと白熱のダウンライトだけで展示用の照明は一切無いのである。どう見ても会議室なのに貸す側は、展示室と言って貸しているようである。天井にライティングダクトがないので仕方なく床にスポットを置いて壁面にかけるスケッチを照射しては、どうかとアドバイスをしておいた。しかし展示室とはただ単に空間を提供する場所ではないのである。照明によって展示内容のコンセプトを表現することもできるのである。見る側も期待して来ていただいているのに会議室みたいな光では興ざめものである。展示室には、当たり前であるが展示用の照明は必要不可欠なんである。せめて、スポットライトが無くてもライティングダクトぐらいはつけておいてほしいものである。早急にライティングダクトをつけてもらうか展示室というサインを会議室に変えてほしいものである。