ただより高いものはない?

日本人は、ただが好きな人種なのだろうか?ゼネコンや工務店に頼めば設計料はただである、照明メーカーに頼めば照明デザイン料はただである、携帯電話も機種によってはただである。では、本当にただかと言えばただなわけないのである。当然、設計料は、ゼネコンの施工費に、照明デザイン料は器具の価格に含まれているのである。携帯電話も携帯の代金を通信費に上乗せしているだけなのである。これで、本当の適正価格なのだろうか?海外の携帯電話は通信業者が変わっても同じ携帯電話で通信できるものが多い、いわゆるSIMロックフリーというものである。だから常に一番安い通信業者にナンバーポータビリティしやすく、また通信業者も通信費だけ考えればよいので価格も安くできるのである。ある日本の携帯通信業者は何百万台の携帯電話の在庫があるといううわさがある。売れない携帯電話の代金も通信費に乗せられてるのかもしれないのである。只、SIMフリーになればその分、携帯電話の価格は高くなるのであるが、同じ機種を長く使えば安くなるのである。最近この携帯のSIMロックを海外と同じようにフリーにしては、どうか検討する調査会ができたよう
である、世界のスタンダードが日本のただが蔓延している社会に溶け込む事ができるのだろうか?今年中には答えが出るそうであるが、その答えが出た時、日本の本当の意味でのグローバル化が始まるかどうかがわかる時かもしれない。