ヒートシンク
LEDはハイパワー化すればするほど巨大なヒートシンク(放熱装置)が
必要になってきます。これについてはどのメーカーも一番頭を悩ませて
いるところだと思います。
灯体の2/3がヒートシンクという器具もめずらしくなくなってきています。
同じく高温を発する光源のハロゲンランプの場合は、このようなヒートシンクを
つけることは、ほとんどありません。
しかしLEDの場合は、この熱が、寿命に大きく関わってくる為、どうしても
温度を下げる必要があるのです。もともとLEDは照明用に開発されていなかったので
その辺に無理があるのかもしれません?
PCのCPUみたいな空冷ファンをつけるとすぐに温度は下がるのですが省エネの為の
LEDに電動ファンは本末転倒です・・・。
パナソニックのLED電球は、フィンのようなヒートシンクを採用せずに放熱に
成功しています。
パナソニックいわく10年以上使用するかもしれないLEDの場合、ほこりやチリが
フィンにたまる可能性があるのでフィンは採用したくなかったそうです。
ハイパワーなLED素子がどんどん開発されてきていますがこれからは
このヒートシンクがハイパワー化のカギを握ることになりそうです。