照度計算ソフト

自分が使っている照度計算ソフトは、2種類あって、いわゆる等高線状に照度が表れるものと、3DCGのラジオシティを使ったものである。共に一長一短である、で、何かほかにいいソフトがないものかとwebで検索してみると、照明メーカー独自の照度計算ソフトは、見つかるのだがメーカーフリーというものがない。いろんなメーカーを使用して計画する場合、どうしてもメーカー独自だと不都合になってしまうのである。仕方なく海外の照度計算ソフトを探してみたところ高機能でフリーの照度計算ソフトが見つかった。DIALuxというソフトで簡易3DCG照度分布図的な事も可能なうえ、欧米の有名メーカーのデータがフリーで使えるのである。なぜこんな事ができるのだろうか?日本では照明メーカーが照度計算を行う前提になっているが海外では、照明デザイナーがする場合も少なくない、また、照明メーカーも日本より桁違いに多い為、トータルに照度計算もしにくいのではないだろうか。この計算ソフトは各メーカーから資金を調達することでフリーソフト化していると思われる。照明メーカーにとっては、データを提供することでデザイナーに自社製品を少しでも使ってもらえるメリットがあるし、デザイナーにとってはいろんな照明メーカーで計画しても照度計算ができるためスムーズに計画を進める事ができるメリットがある。日本もそろそろ独自性を出すよりも照明文化向上のためにもデータの共有化をしてもらいたいものである。ちなみに配光データは、このソフト専用で他では使えないようになっている。

http://www.dial.de/

日本でも販売されているBEGAやルイスポールセンそれにERCOとZUMTOBELなども
使用できる。ただしERCO以外は海外型番なので欧米の型番を知る必要がある。
また、ランプも海外使用のままなので光束値を変更する必要がある。

ソフト自体は2種類あり、ダウンロードすると簡易タイプのDIALux lightとDIALuxに
分かれる。簡単な計算であればLIGHTでも十分である。