ルイスポールセンは、やはりルイスポールセン


100年以上の歴史があるデンマークの老舗の照明メーカーであるルイスポールセン社がLEDの照明器具を発売する。ルイスポールセンと言えば、白熱電球というぐらい白熱電球の持つ特性を独特な光学設計でデザインするメーカーである。そのLED照明は、今後のルイスポールセンの方向を示すものになるのかもしれない。先日、タルジェッティポールセンジャパンのTさんにその器具を見せていただいた。
最初そのデザインを見たとき、その器具をデザインした英国の建築家ノーマンフォスターらしい未来的なデザインで格好いいすごく洗練されたデザインだなあと感じた。ただルイスポールポールセンらしさが無くなったのでは?やはりデンマークのデザイナーにするべきじゃなかったのか?と、、
しかし、じっくりに見れば見るほどルイスポールセンであることがわかってきた。ルイスポールセンといえばPHランプそのPHランプに似ているのである。もしかしたらそのLED版なのがこの器具なのかもしれない。デザインは全く違うように見えるのであるが、PHランプの特徴である。見えない光源、反射光による光学制御、独特な3枚羽デザインは、まさにPHランプなんである。


[:Right:h100] LEDの断面図
 PHランプ
ノーマンフォスターは、ただ円盤をデザインしたかったのではなく必然的に出てきたデザインなのかもしれない。すばらしく格好いいし、これから店舗やオフィスの応接室等に沢山採用されるであろう。でも、PHランプは、一般住宅で人気があり一般の人でも買える価格である。今後、PHのLED化で進めていく上で大切な事は一般の人が買えるLEDのPH化であると思うのである。PHの柔らかで温もりのある光は家庭にあってこそ発揮されると思うからである。