京都外資系ホテル


今月、照明デザインを担当したホテルがオープンしました。



格子の入り口を入ると坪庭と細長い通路になり
京都らしさを演出しています。坪庭の前面ガラスには
季節によって変わる和紙が目隠ししていてちらっと
坪庭が見える演出です。照明はバータイプのLEDを使用
しています。ダウンライトは、グレアレスタイプ。
ローボルトハロゲンのナローな光だけが床面に
光のリズムを創り上げています。



先ほどの通路奥がチェックインカウンターエリアになります。
屋外の格子を照らす事で広がり感や明るさ感を創り上げています。
これもバータイプのLEDで計画しています。



EVホールもグレアレスDLで陰影を演出。
EVの三方枠に仕込んだライン状の行灯照明が
ゲート的な雰囲気を演出しています。
そこには、ローボルトハロゲンが床面からアッパーで入っているのですが
EVが来るとラインの上だけが赤色に変化します。

外資系で京都のホテルですが、日本のホテルよりも暗く陰影があるので
より京都らいしい雰囲気になったように思います。

設計:三菱地所設計