コイズミ照明

コイズミ照明が小泉産業から独立した事による展示会およびパーティがあり、東京まで参加させていただいた。最近の照明メーカーはファニチャーも取り扱うところが多くなってきているのであるが、あえてコイズミは、照明と家具、家電関係を分けることで照明専門メーカーとなり企業の向上を計ろうとしているようだ。確かに照明メーカーだったところが急に家具に力を入れたりすると照明がおろそかになってるように感じる。照明メーカーは照明メーカーにしかない光学的な技術やデザインがあるというのにそれをおろそかにしてまで家具に力を入れることはまったくもっておかしい事なんである。一般的に見ると家具部門と照明部門は融合するように見えるが実は、計画する上で家具と照明は全く違う形態をとる場合が多い、配管など設備とのかね合いがある照明は竣工の1〜3年も前から打合せを重ねるのに対し、家具は場合によっては竣工後に決める事もある。また流通もゼネコン、サブコンや電材問屋を通さないといけない照明に対し、オーナーと直接に取引できるのが家具である。この辺を考えるとコイズミ照明の独立は、良いことだと思うのである、しかし、これからは照明専門としての技術やデザインを今まで以上に向上していかないといけない事も確かで、もうどこも助けてはくれないのである。これからのコイズミ照明はいろんな面で注目かもしれない!