シャンデリア

先日、表参道ヒルズのショップを見て、思ったのは、アパレル系も飲食系ショップもシャンデリアを使っているところが非常に多かったことである。そのシャンデリアのデザインもクリスタルを使ったオーソドックスなものからモダンなものまで様々なものが使用されていた。数年前までシャンデリアといえば、特にクリスタルの高価なシャンデリアは必ずデコラティブな内装と組み合わされていた。ホテルの宴会場やロビーなど高級の象徴であった。その為、シャンデリアはバブルが、はじけてからしばらくは需要がほとんど無くなっていた。しかし、そのシャンデリアを著名なインテリアデザイナーが今までにない斬新なデザインと合わして使用した事でシャンデリアの新たな需要が広まったように思うのである。古くても良いデザインは現代のデザインとも融合する事が証明されたのである。ちょっと目からウロコである。で、シャンデリアを使用するにおいて注意することが1つだけある。それは空間を明るくしすぎない事である。もともとシャンデリアは照明で、それだけで明るさを確保していたのである。それなのにスポットライトやダウンライトなどつけすぎるとせっかくのクリスタルの輝きが半減してしまうのである。何百年も前に考えられたシャンデリア、それが現代の最新スポットに吊られている、そう考えるとちょっと楽しい気がする。


・写真はベルサイユ宮殿の鏡の間、300年以上前のシャンデリアは豪華であるが明かりをとる為には、沢山のシャン デリアが必要だったのかもしれない。

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ヤマギワで扱っているチェコ製のシャンデリア、「マリアテレサ
ボヘミアンクリスタルが1740年から変わらず製作されていて輝きも当時に近いものがあるかもしれない。
ちなみにヤマギワカタログで一番高いマリアテレサは、495万円でした。