星をつくる

照明デザインをしていると何回か、星空を提案したり、またクライアントから星空や星座を希望されたりすることがある。昔から星空天井を作る時は光ファイバーを使用する場合がほとんどである。でも最近であればLEDを使用しても星空は可能であると思うのであるがなぜかあまりリアルな感じが出ていないような気がするのである。LEDは調光もでき光の強弱もできるのであるが光源の大きさがすべて同じになってしまうので単調に感じるのかもしれない。ファイバーであれば先端の大きさが容易にかえる事ができるので、1等星〜3等星をファイバー径によって分けることができる。また光源装置に揺らぎ制御をかけるとキラキラ瞬く星空を作ることができるのである。お金をかければ流れ星も作る事ができる。また、コンクリートに打ち込んだり、水中に入れたり、LEDの電子部品が弱そうなところでも使えるのがファイバーのメリットでもある。だから、ある意味、星空は、作ろうと思えばどこだってできるのである。
写真は、建築に埋め込んだ事例と水中に埋め込まれたファイバー