一室一灯

最近、TVでよく流れている天井から下がってくる照明のCM。国分太一がテーブルに座っていると天井にあった照明が下がってきて本が読めるぐらいの高照度になるというもの。一つの照明で読書灯なるということらいしい。確かに省エネにもなるし、一石二鳥的な照明である、でも、いつも思うのが、なぜそこまでして一灯にこだわるのだろうか?経済的なことや置く場所がないということなのだろうか?でも照明を楽しみたいと思うのであれば絶対に一灯ですべてをまかなうのはやめたほうが良い。フロアースタンドやテーブルスタンド、ペンダント照明、シーリングライトなど照明には、いろんな種類がある。それを自分の生活スタイルに合わせて個別にそろえるほうが、楽しいし光の位置が高さだけでなく距離も変わる、距離が変わることで奥行き感や広がりが出てくるのである。その時、すべての照明を点灯する必要は、なくその時のTPOに応じて点灯してほしい。ちなみに私のリビングは、フロアースタンドと壁を照らす2灯のスポットライトだけである。これだけでも3つのシーンで使い分けている。夕方、暗くなってくると壁面を照らすスポットライトだけを点灯する。これでまだ明るい外とのバランスを整えたりTVからの輝度を軽減する事ができる。夕食後の団欒や本を読む時は、フロアースタンドとスポットライト両方点灯する。すると空間全体が明るくなるので目にもやさしい光になる。次に子供が寝た後やTVやDVDを見るときはフロアースタンドだけを点灯する。フロアスタンドの柔らかな光がくつろぎの空間を演出してくれるのである。だから別に高い器具を買う必要はないのである。ホームセンターに売っている安いフロアースタンドでもいい、いつも使っているシーリングを消して点灯してみてほしい、きっと今までと違うリビングを感じる事ができると思うのである。