美術館照明-002 ラインLEDの難しさ

最近のLEDは、高出力で尚且つ小さくなりつつある、美術館照明のウォールウォッシャー用を

開発する上で、細いラインの方が光学制御する上で有利に思っている人が多いが

実はちょっと違う。細ければそれだけ反射鏡の精度を上げなければいけなくなるからだ

でも、ただ単に反射鏡の制御を上げればいいというわけではない。例えば

スポットライトでもハロゲンが一番点に近く光学制御では非常に有利な光源だが、

反射鏡は、コンピューターで計算されたカーブのままでは、全く使い物にならない。

そこには適度に光を散らす加工が必要になるからだ。

これが結構厄介。

どのメーカーもどうすれば光が綺麗に混ざるのか試行錯誤して反射鏡を作っている。

LEDが、点光源に近づくほど光学的に知識が必要になると思うのである。