美術館の照明デザイン-005
美術館の照明の場合、展示に対する照明だけにポイントがおかれがちであるが
実は、展示室に入るまでの照明計画がとても重要である。
展示室は、暗く狭い場合もあるのでできるだけ展示室に入る前に
眼を暗さに順応させておきたいのである。
器具は、反射鏡が鏡面のグレアレスダウンライトで計画して
尚且つ、調光もかけることで展示室への光のバランスを調整するのである。
しかし、しかし、これだけ気を使っていても建築の意匠としてトップライトがいきなり
追加になったりして大慌てになったこともある。その時は、遮光ブラインドをつけてもらって
解決したが、できればなかった方が良かった。現実、今までそこに行ってその遮光ブラインドが
開いているところを見たことがないからである、、、。
ルーブル美術館のエントランスからの通路の写真
ERCOのグレアレスウォールウォッシャーが器具の存在を消していていい感じだ。