美術館の照明デザイン-004
先日のブログで美術館照明では、演色性の高い光源が必要と
書いたが、実は、例外もある。
作家先生(アーティスト)が、希望する光である。
いくら高演色形の再現性の良い光源で作品を照らしても
その作家先生のイメージがその光で無かったらその光源は良くない光源となる。
常に蛍光灯の下で作品をつくられていた先生の作品をはたしてハロゲンで照らして
本来の作品が色が出ているのかということである。
なので作家先生をまじえて照明実験を行い、いろんな光源を
実際に見ていただき作品に最適な光を作ることも
照明デザイナーの重要な役割でもあるのである。
照明デザイナーは、演色性だけでなくビーム角も作らなければならない
写真は、作家先生の希望のビーム角6°のスポットライトで
浮かびあがった作品