夜は暗いほうがいい

今日の毎日新聞に『昼夜連続して照明のついた環境が新生児や乳幼児の脳の活動に影響を与え、「睡眠覚せいリズム」を乱す可能性があることを東北大病院の研究グループが突き止めた。夜間照明が乳幼児の成長(体重増加)に影響を与えることは別の研究で分かっていたが、脳科学の分野でもメカニズムの一部が明らかになった。(毎日新聞)』
日本の照度基準は昼間も夜間も基本的に同じ場合が多い、しかし、太陽のサイクル、自然のリズムから言えば昼間と夜間が同じ照度である事は絶対おかしいことなんである。真夜中であっても1000ルクス以上あるコンビニ、すべてが明るすぎるオフィス。これでは乳幼児だけでなく大人でも体内時計がおかしくなるはずである。この際日本では夜間の最大照度基準を設けてもいいかもしれない。例えばコンビニは500ルクスとかオフィスでも必ず夜間は30%調光するとか最大照度を超えた企業にはペナルティを与えるなど・・・。照明は周りの照度が暗くなれば少ない光でも明るく感じる事ができる、だからすべての企業が実施すれば暗く感じる事はないと思うのである。実際、昭和初期の照明学会の読書における奨励照度は160ルクスだったと言われている。光源の性能もあるが、それだけ周りが暗かったのである。それに人の身体に優しい照明を行う事は、実は地球環境に優しい光になるのである。