省エネルギー

昨夜のニュース番組で急成長している省エネビジネスが特集されていた。それを見て思うことは、ただ単に省エネするだけなんである。特にというかやっぱり、照明=省エネみたいである。確かに、環境やコストを考えると企業にとって省エネのメリットは、大きい事である。でも、照明デザイナーとして見ると、その省エネには、空間の快適性が無いように思うのである。たとえば欧米でよく使われるタスクアンドアンビエントという照明手法がある。これは環境照明と作業照明を分ける手法で、作業照明を各個人で管理することができ、人がいないところの照明は消えている、でも環境照明が空間を照らしているのでそこだけ消えていても違和感は感じられない。空間の快適性を保ちながら省エネをする事ができる。まさにそれが21世紀の省エネスタイルでは、ないかと思うのである。