演色性と明るさ感

問題です!一般白色蛍光灯と白熱電球のダウンライトがそれぞれの部屋に床面450ルクスで配置されています。
どちらが明るいでしょうか?共に照度は全く同じですよ!
答えは、白熱電球です。同じ照度の場合、演色性が良い、つまり色の再現性が良い方が明るく感じるのです。例えば、高速道路のトンネルの中では、いくら照度が高くても明るく感じる事はないのです。それは、可視光の波長の領域の一部分の光しか発していないからで、白熱電球の場合、分光分布図をみてもすべての領域で光が出ているのがわかります。つまり可視光すべてが目に入ってくる事になるのです。今後白熱電球は、消えつつありますが、実は、色んな面で優れているのです。絶対蛍光灯ではできない部分が白熱電球にあることをわかってほしいのです。

  • 上の表は、演色性の良い器具と悪い器具との明るさの感の違いをあらわしています。

色温度の違いなど、条件によっては、上記の表は変化いたします。

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可視光の波長の分布を見ると白熱は、すべての領域で光を発しているが、一般蛍光灯は、ところどころ波長が抜けているのがわかる。